中国輸入物販に取り組んでいる方は、一度はAmazon OEMは聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
といった疑問がある方も多いと思います。
- 中国輸入代行会社アリパートナーズ㈱代表
- 自身でもOEM製品を販売
- Amazon月商1,600万円
- 2023年にAmazon運営会社を約1億円にて第三者へ譲渡
- 北京大学、台湾静宣大学へ留学
- 日本語と中国語のバイリンガル
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Amazon OEMとは
Amazon OEMは今やすっかり広まったAmazon販売ノウハウの一つです。
中国輸入物販においては、「自分だけのオリジナル製品を作ること」と理解頂ければOKです。
Amazonで新規カタログを作り、そこでオリジナル製品を独占販売していきます。
Amazon OEMの一般的な利益率
またAmazon OEMの利益率は30~50%と、相乗りや単純転売に比べると高いのが特徴です。
2022年以降の円安トレンドで利益率が確保しにくくなってきている方にとって、おすすめできる販売手法の1つです。
円安下の中国輸入ビジネスにおいて取るべき対策をもっと沢山知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
Amazon OEMの難易度
OEMは難易度別に以下のように分かれます。
難易度 | 予算 | 作業 |
低 | 約2~5万円 | 自社のロゴ入りパッケージに入れ替える (商品自体は改良しない) |
中 | 約10万円~50万円 | 商品本体にロゴ入れのみを行う |
高 | 約50万円~300万円 | オリジナルデザイン・仕様の商品を作る |
難易度 低:自社のロゴ入りパッケージに入れ替える(商品自体は改良しない)
- 予算:約2~5万円
中国輸入界隈では「簡易OEM」とも呼ばれます。
商品そのものには手を加えず、パッケージのみオリジナルのものを使用します。
パッケージへの再梱包は通常代行会社にて行います。
商品自体はアリババで販売されているものを使い、パッケージのみオリジナルのものを発注するため手軽に始めることが可能です。
▼商品+オリジナルパッケージで訴求する例。CTR向上が見込める。
商標登録済みのロゴであれば相乗り防止効果もあります。
パッケージは化粧箱、OPP袋などを使用します。
パッケージのOEMは種類、サイズ、商品の本体代金にもよりますがざっくり2~5万円程度で可能で、低予算でオリジナル商品を作ることが出来るのが特徴です。
簡易OEMについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
難易度 中:商品本体にロゴ入れのみを行う
- 予算:約10万円~50万円
こちらも中国輸入業界では「簡易OEM」と呼ばれる手法です。
商品の仕様は変更せず、商品本体にオリジナルロゴを刻印します。
商標登録のあるロゴであれば相乗り防止効果があります。
ブランド化&マーケティングをうまく掛けていく必要があります。
購入者にとってみればロゴがあろうがなかろうが大差はないからです(ロゴ位置、ロゴデザインによってはマイナス要因なることも・・・)。
商品本体にロゴを入れるため、アリババでは特注扱いとなります。
最低ロットは通常100個~1000個程度。
商品単価にもよりますが、10万円~50万円ほどの予算が必要になります。
▼商品本体にロゴを刻印する例
難易度 高:オリジナルデザイン・仕様の商品を作る
- 予算:約50万円~300万円
商品のデザインや仕様を0から考えたり、市場にある既存商品の一部仕様を変更してオリジナル商品とする方法です。
オリジナル化したポイントが、市場にうまく受け入れられれば商品のライフタイムサイクルも長くなり、最も安定して売上を上げることが出来る方法です。
中でも比較的簡単なのは、すでにAmazonで出品されている商品をベースにして、その商品ページについた低評価レビューの内容をもとに、商品に改良を加えるパターンです。
例えばリュックサックの
という不満ががあればポケットを加える、
という不満があればYKKファスナーに変える、といった要領です。
不満点を解決した製品を出すことが出来れば、後発でも売上シェアを奪ってくることが出来る可能性があります。
既存商品との差別化を図ることができるこの手法はひと昔前にはとても流行しました。
しかし現在のAmazonで勝ち抜くには、残念ながらこの手法だけでは不十分です。
LP内で強い訴求に加え、ブランド化による指名検索、インフルエンサー、SNSを活用した外部集客などを組み合わせた総合力で戦う必要があります。
Amazon OEMは副業でもできるのか?
Amazon OEMは副業でも取り組むことができます。
事実、私も副業でAmazon OEMを実践していました。
出来ないことはありません。
しかし誤解のないようにお伝えすると、副業は売り上げを上げる難易度が本業に比べ高くなります。
OEMはただでさえ、企画から製造、LP作成、広告運用ととても時間と労力がかかります。副業の場合は、本業の合間時間に取り組む必要があるので、それなりの犠牲を払う必要が出てきます。
犠牲が大きければ大きいほどその後のリターンは大きくなります。
私が副業でOEMをしていた時の体験・・・
夜遅く寝て、朝早く起きます
夜は帰宅後、食事、入浴のあとに商品の企画、工場との連絡、LP作成をしているとどうしても遅くなります。
朝は車出勤で、始業の1時間半前に会社に着き、車内で作業をします。
この生活は当然ですが、昼間とんでもない睡魔に襲われ、本業にそれなりの支障をきたします。
会社での評価を犠牲に、副業の売上を上げることに集中しました。
第二に一時的な健康を犠牲にしました。
この頃は本業の会社員に加え、OEM事業、そして代行事業を立ち上げたばかりで、やはり身体には相当な負荷がかかっていたのか、最終的には入院するほど悪化してしまいました。
幸い病室にパソコンは持ち込めたので、夜間消灯後もひたすらに作業をしました。
▼病室のベッドから
いずれも周囲に迷惑を掛けてしまう可能性があるので、決して声を大にしてオススメはできませんが、今でも売上を上げるにはそれなりの犠牲(リスク)は必要だと思っています。
副業はただでさえ時間がない中で取り組むことになるので、本格的に売上を上げ、さらに将来独立まで考えている場合は、まずは生活から見直すなど、(周囲に迷惑を掛けない程度に)何かしらの犠牲を払って取り組むことをオススメ致します。
副業としてOEMに挑戦されるなら、こちらの記事もご覧ください!
Amazon OEMのやり方
ここからは、Amazon OEMのおおまかな流れについて説明をしていきます。
商品リサーチ
以下で紹介する方法は、多くの中国輸入物販コンサルの方が教える方法とは異なります。
もちろんそれらの方法を否定するわけではなく、素晴らしい方法だと思います。
現に私もそれで月商200万円くらいまでは売上はつくることが出来ました。
しかし私の場合はこれから紹介するやり方のほうが自分にあっていて、感情面でもやっていて楽しく、自然に売上が拡大してきた方法です。
マーケットインとプロダクトアウトの考え方
マーケットイン、プロダクトアウトという言葉をご存知でしょうか?
- マーケットイン・・・多くの中国輸入コンサルで教える方法
- プロダクトアウト・・・加藤がオススメの方法
多くのコンサルで教えているのはマーケットインの手法です。
「マーケットイン」とは
マーケットインを簡単に説明すると、
- 売れるものだけを作って販売していこう
- 事前に顧客の意見・ニーズを徹底的に把握して販売する商品を決めていこう
とする考え方です。
Amazon物販では、「リサーチ」と呼んでいます。
- ビックキーワードで○○万件以内
- 月間販売件数○○個以上
- レビュー付着件数○○件以内
- 商品単価は○○円以上
の商品を探してくる。
そして低評価レビューを参考に若干の差別化を加え、自社商品としてリリースするという方法です。
私も最初はこの方法でAmazon OEMをやっていました。
ただ、圧倒的につまらなかったのです・・・
そもそもセンスがなかったのも多分にあると思いますが、リサーチしても結局何も見つからず・・・何日も無駄にしていた、なんてことはザラにありました。
【参考】情報マネジメント用語辞典:マーケットイン(まーけっといん) – ITmedia エンタープライズ
プロダクトアウトとは
対して私が実践したのは、プロダクトアウトの方法です。
プロダクトアウトは自分の方針や、作りたいもの、バックグラウンドを活かして作れるものを市場に投入していく考え方です。
オススメは趣味や、本業などすでに一定程度の知識がある分野です。
例えば釣り好きであれば、ルアーや釣り竿、ライフジャケットなど釣りに関する商品を自社ブランドとして生産してリリースしていきます。
Amazon市場を全く見ないわけではありません。
市場のないところにいくら商品を投入しても売れないですし、有名ブランドが上位ランクにひしめくようなカテゴリではほぼ勝ち目がないので、ざっくりニーズや参入カテゴリの傾向は把握しますが、マーケットインほど詳細に、「ビックキーワードの件数は○○件以内」などの分析は行いません。
私の場合は、SKUがそれなりに増えて、ストアとして見栄えするようになったころには、ほとんど事前の市場分析はしていません。
プロダクトアウトをおすすめする理由
私がプロダクトアウトをおすすめする理由は3つあります。
以下で詳しく解説します。
理由①:Amazonにはすでにあらゆる商品が溢れすぎている
ありがたいことにというべきか、残念ながらというべきか、Amazonにはすでにユーザーの不満点に応えたありとあらゆる製品が揃っています。
ニーズの隙を突こうにも、どこにでも先行者がいるのです。
と思うのも無理はありません。
最低限の市場分析は行いつつ、限られたリソースの中では、商品力を高め、ブランド構築にリソースを費やすべきだと考えます。
理由②:ユーザーはAmazonでの買い物に疑心暗鬼になっている
これは対策が遅れたAmazon側の問題もありますが、一時期サクラレビューが大きな問題になりました。
この問題は、ユーザー側もよく認識しています。
中国語フォントが入った不自然な商品画像、変な日本語で書かれた商品説明文、★5の異様な多さにユーザーは疑心暗鬼になっています。
高額な買い物であれば、十分に時間を掛けて吟味します。
しかし1,500円~3,000円の比較的低価格な商品が最も良く売れるAmazonにおいて、購入にあたってこのような比較検討はできればしたくありません。
これは商品ページ単体で行うだけでは不十分で、商品パッケージや同梱物、A+コンテンツやストアで統一された世界観を打ち出し、無意識化でも「この商品なら大丈夫」と安心感を与えることが非常に重要です。
理由③:Amazonがブランド構築に重点を置き始めた
A+の進化版であるプレミアムA+や、ブランドストーリー、スポンサーブランド広告の登場は、Amazonが商品カタログ単体ではなく、ブランド単位での訴求に重点を置き始めたことを示唆しています。
しかしながら2024年1月現在、中国輸入系のブランドはまだまだこれらコンテンツに力を入れているセラーは多くありません。
無理やり手元にあった画像を当てはめていっているだけに見受けられます。
ECプラットフォームを間借りして販売している以上、Amazonの考えに沿うように商品ページを作り込むのが得策です。
事実、Amazonの検索アルゴリズムであるA10ではA+コンテンツもSEOの加点対象と言われています。
時間が経つほどAmazonでよく売れているセラーは、Amazonが考える理想の商品ページ像に収斂(しゅうれん)していくと思います。
そこに乗っかることにより、追い風を受けることが出来るのです。
▼ブランドをうまく構築しているセラー
このような訴求の優れたセラーの商品をサンプルとして購入し、商品が手元に届いたあとも含めた購買体験をしてみると、ブランド構築の参考になるのでオススメです。
複数の工場でサンプルを作成する
作りたい商品が決まったらアリババ(1688.com)で工場をリサーチします。
仕入先は海外版であるalibaba.comではなく、1688.comで行います。
その理由については、こちらの記事に詳しく書いています。
工場リサーチは代行会社に依頼をするか、元となる画像がある場合はその画像をもとに画像検索を行います。
工場によって、やる気も、納期も、価格も、品質も、対応もまちまちだからです。
「自分で良い工場を探すのが難しい!」と感じている方は、ぜひ弊社アリパートナーズの公式LINEをお友だち追加後、無料お試し値引き交渉を試してみてくださいね。
サンプルに納得しなければ、本発注までは進んではいけません。
改善点を伝えて再作成をします。
2回作成しても改善されなければ諦めて、他の工場を探しなおします。
注意したいのは、改善指示の際、具体的な改善点を伝えず、「もっと品質を上げて下さい」「もっと滑らかな手触りにして下さい」などのように主観で伝えるのはNGです。
これではあまりにも抽象的で伝わりません。
初回のサンプルからどこをどう変えたいのか、文字だけでなく、写真や図で説明するとより伝わりやすくなります。
「もっと滑らかな手触り」では本人がどの程度を「滑らか」を考えているのか伝わりません。
例えば「綿からシルクに変えてほしい」のように、どう改善すれば希望通りになるかを考えましょう。
工場や代行会社も「シルクに変えますか?」など提案をすることがありますが、ここはその商品に一番熱意のある本人が考え抜くことで、のちの商品ページ作成に必ず活きてきます。
本発注
サンプルに問題がなければいよいよ本発注です。
ここまで来るともう後戻りはできません。
OEM商品は特注商品になるので、返品・返金はできません。
いかに販売を軌道に乗せるかを考え続けましょう。
私は初めて本発注を掛けた日の夜は緊張でなかなか寝付けませんでした。
と在庫廃棄の方法まで調べていました。
結果、幸いなことにその商品はビギナーズラックが起き、いきなりベストセラーを取ることができました。
今から考えるとそのような緊張感があるときほど感覚が研ぎ澄まされて、良いアウトプットができるのだと思います。
ちなみに本発注時にはサンプル費用を控除してくれる工場も多くあります。
- 本発注代金10,000元 ー サンプル費用500元 = 本発注計9,500元
本発注金額に比べれば微々たるものかもしれませんが、サンプル作成段階で必ず確認をしておきましょう。
商品ページ作成
本発注は通常2週間~1ヵ月かかりますので、その間に商品ページを準備します。
商品画像準備
商品画像の準備は、
- 素材画像の撮影
- 画像加工
素材画像は特段撮影技術がなければ、バーチャルインのような撮影会社や、クワウドワークスの個人でも良いですが、いずれにしても一定以上の撮影技術のある方に依頼をしましょう。
画像加工も同じく経験のある方に依頼をしましょう。
ちなみに「完全おまかせ加工」のような丸投げスタイルは非推奨です。
時短で手間もいらずでとても楽チンですが、せっかくサンプルから本発注までとこだわって作った商品が台無しになります。
ここは非常に重要になる部分ですので、特に最初は時間をかけて作成しましょう。
ちなみに画像は7枚以下ではSEOの減点対象です。
必ず7枚以上は作成が必要です。
Amazon商品画像のテンプレート
そしてAmazonの商品画像はおおまかなテンプレがありますので紹介します。
画像付きで分かりやすく解説するので、画像制作の参考にしてみてください。
画像1枚目
検索時に表示される画像。
商品本体の画像占有率を最大限高くし、余白を少なくしましょう。
商品画像+パッケージで目を引く画像もCTR(クリック率)向上に効果あり。
あえて首紐は掲載せず、角度もやや斜めにするととで余白を少なくし、画像占有率を高くしている例
画像2枚目
この商品が何かがわかるキャッチコピーを付けた画像。
雑誌で紹介された、○○監修など権威性を示すのも可。
画像3枚目
ユーザーのお悩み解決と解決方法提示。
画像4枚目
商品のこだわりポイント。
画像5枚目
他社製品との比較
画像6枚目
商品のサイズ、仕様、カラバリ
画像7枚目
動画を挿入。
動画はインフルエンサーに無料提供で依頼し、動画素材を集める。
画像の場合は、検品体制をしっかり整えているなど安心感アップ画像。
商品説明文
OEMで一から商品を作り、本発注を終えたころには、商品説明文は難なくかけるのが理想です。
chat GPTで案だしもOKですが、そのまま使うのは控えましょう。
ブランドコンセプトもここに入れても良いです。
このテンプレートは、他の商品にも使い回すことができます。
Amazon OEMをするメリット
Amazon OEMのメリットについて解説をしていきます。
メリット①:自分だけのブランドを作れる
自分だけのブランドを作れることはAmazon OEMの大きなメリットです。
お金を稼ぐことにフォーカスしすぎると、なかなかモチベーションが続かず、少しうまくいかないことが起きるとすぐに投げだしたくなってしまします。
ブランドを育てていく楽しみを感じることもできるのはAmazon OEMの大きなメリットです。
またAmazon内でブランドとしてある程度確立してくると、提携やブランド買収のお話しがあることもあります。
私の場合は、ブランド売却を行いましたが、それはAmazonというモール内で一定程度の認知があってこそです。
中国輸入ビジネスの出口戦略としてとてもよいオプションになります。
と考えている方もいるのではないでしょうか。
何事もゴールが見えたほうがモチベーションに繋がります。
そして売却したあとは、中国輸入ビジネスが好きなら、またイチから新規ブランドを立ち上げてもいいですし、売却額によってはFIREもできる可能性もあります。
メリット②:利益率が良い
自分自身で売価を設定できるため、しかるべき付加価値があれば、しっかりと利益をとることができます。
もちろんカテゴリ内の相場があり、あまりにもかけ離れた売価設定をすることはできませんが、
それでも値崩れはしにくく、転売と比べると利益率は高い傾向にあります。
利益率が高いと初期投資の回収も早くなり、よりビジネス展開がしやすくなりますね。
メリット③:品質があがる
1688.comの既製品は品質が安定しないことがあります。
中には品質ランクをA級、B級、C級と分けている店舗もいます。
OEMを掛け、素材から特注することにより、品質にムラがなくなることがあります。
改善要望も通りやすく、ロットを重ねるごとに改善をしていくことも可能です。
Amazon OEMをするデメリット
Amazon OEMのデメリットについて解説をしていきます。
デメリット①:商品開発やページ作成に時間がかかる
前述のようにサンプルを何回も修正したり、工場を変更しなければならないこともあります。
品質に妥協したまま出品するわけにはいけませんので、商品開発にはそれなりの時間がかかります。
一般的に初心者が工場リサーチから本発注まで辿りつくには早くて2ヵ月、サンプル製作で時間がかかった場合は、半年近くかかる場合もあります。
また商品ページも一から作成する必要があります。
商品画像の撮影から説明文の作成などやるべきことは盛りだくさんです。
デメリット②:まとまった予算が必要になる
OEMは特注品ですので、当然発注ロットが大きくなります。広告費まで含めると100万円程度かかることも珍しくありません。
逆言うと、にまとまった資金のないまま、Amazon OEMに取り組むことはやめたほうがいいでしょう。
途中で予算不足になり、広告がかけられなかったり、追加で発注しなければならないときに仕入資金が枯渇していると、
- 在庫切れ→SEO低下→補充後は売れない・・・
の悪循環に陥ります。
デメリット③:大量の在庫を抱える場合がある(売れない場合)
売れない場合は大量の在庫を抱えるリスクがあります。
在庫を抱えてしまった場合の対処法は以下の2つです。
- 在庫廃棄
- 原価以下でさばく
レビュー点数が極端に悪くなければ、たいていの場合は原価以下で販売すればさばくことはできますので、全損は避けることができるでしょう。
事前のシュミレーションで利益計算を行いますが、うまく売れたときだけでなく、原価以下で販売した場合のシュミレーションも行いましょう。
仮に全数販売できた場合、初期投資の何パーセントまで回収できるかを把握しておくと安心感が出ますよ!
Amazon OEMで売れない人の特徴
OEMで売れない人の特徴にはいくつか共通点があり紹介をしていきます。
特徴①:品質に妥協をしている
品質に妥協は絶対NGです。
どこまで完璧を追い求めるかは別として、サンプルを取り寄せた段階で、購入者目線で考えてみて納得がいかなければ必ずストップしましょう。
『サンクコストバイアス』とも言い、それまでサンプル製作にあたって、積み重ねてきた過程や感情が合理的な判断を鈍らせます。
無理やり本発注まで進めると将来の損失はより大きなものとなります。
このまま投資を進めると損失が出ると分かっていても、これまでに投資した分を惜しみ、ついつい投資を継続してしまう心理的傾向のこと。参考:コンコルド効果とは? 身近な例、対策、サンクコストを解説
特徴②:商品ページの作り込みが甘い
商品ページのクオリティはEC物販にとっては非常に重要な要素で、時間とお金を掛けて行っていくべきです。
7枚の画像は、商品ページ作成で紹介したテンプレートに沿って作るといいでしょう。
よくあるのは、一旦作って終わり。のパターンです。
売れているセラーは商品リリース後も定期的にブラッシュアップをしています。
例えば、
- ベストセラー
- 雑誌掲載の画像
- レビューをもとに商品仕様をより分かりやすく・・・などなど
一度作ったら終わりではなく、何度も何度もアップデートしていくことで良いものに仕上がります。
またOEM販売でブランドストーリー、プレミアムA+を活かさない手はありません。
私はブランド化には必須と過言ではないと思っています。
各モジュール用にリサイズを行うか、専用の画像を作っていきましょう。
特徴③:中抜きをされている
弊社アリパートナーズにOEM案件の引継ぎを頂いた方で、ただ単に同じ仕様を引き継いだだけにも関わらず商品単価が20%近く安くなった事例があります。
工場からの見積価格は変わりません。
代行会社が間で中抜きをしていたのです。
工場と代行会社間とのやり取りは通常ブラックボックス化され、日本のお客様は見ることが出来ません。
裏でどんなやり取りが行われているか分かりません。
工場から10元で見積もりが上がってきたら、代行会社が12元に上乗せして請求することは簡単に出来てしまうのです。
OEM手数料として別途しかるべき対価をもらっているにも関わらずです。
こんなに単価を乗せられていれば、たちまち価格競争力がなくなり、本来なら戦えた市場、優れた品質でも、商品リリースの判断まで辿りつかないかもしれません。
アリパートナーズのOEM代行サービスでは、工場と代行会社のブラックボックス解消を目的とし、お客様・工場・アリパートナーズの3者間で一つチャットグループを作成して、その中でコミュニケーションを取るサービスを提供しています。
3者が同じチャット内でやり取りをすることにより、中抜きはもとより、コミュニケーションの迅速化にも繋がっています。
OEMはただでさえ時間のかかる手法で、伝言ゲームのようなやりとりが多くなります。
まとめ
OEMは仕入面・販売面ととても奥が深く、時間もお金もかかります。
だからこそ、本音はある程度中国輸入ビジネスに慣れた方でないとオススメはしていません。
逆に言えば、一定程度の経験があり、「今後さらに売り上げを伸ばしていきたいけど、どう展開していけばいいか分からない」といった方にはオススメです。
中国輸入物販プレイヤーとして、一段も二段もレベルアップすることができます。
『Amazon OEM入門完全マニュアル』を無料プレゼント!
記事では紹介できなかった「ブランドコンセプトの作り方」「OEMに必要な予算」「工場選定の注意点」などAmazon OEMに必要な情報を徹底解説します。
この資料を見ればあなたがAmazon OEMで売上が上がらなかった理由が一目瞭然です。
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