今回はこのような疑問を持つ方に、1688.comでのOEM用工場選びについてご紹介をさせて頂きます。
優良工場にはどのような特徴があるのか、1688.comのステータスや評価は参考になるのかを詳しく解説致します。
工場リサーチの実践も行っていますので、OEMに興味ある方、これから取り組んでみたいかは是非ご覧下さい。
- 中国輸入代行会社アリパートナーズ㈱代表
- 自身でもOEM製品を販売
- Amazon月商1,600万円
- 2023年にAmazon運営会社を約1億円にて第三者へ譲渡
- 北京大学、台湾静宣大学へ留学
- 日本語と中国語のバイリンガル
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中国OEMで優良工場を見つける重要性
OEMで成功するためには、良い工場を見つけることが必須です。
私自身も、これまで何社もの工場にOEM生産を依頼してきましたが、品質の悪い工場は、何を言っても、どう伝えても突然品質が良くなることはありません。
サンプルを作ってその出来を確認する度にガックリくることは何度もありました。
ファスナーがグニャグニャで縫い付けられていたり、ガタガタの縫製、訳の分からないゴミが全ての商品に混入していたり・・・
▼絶望的な不良品の数々
そういった工場ではどうにも改善不可能です。
サンプル段階でそのようなことが立て続けに起こると、スタートラインにも立てない苛立ちから中国輸入ビジネスそのものに対するモチベーションが著しく低下します。
そのビジネスに対するモチベーションがなくなってしまえばそのあと成功することはまずありえません。
良い工場を見つけるということは、中国輸入ビジネスで成功するためのスタートラインに立つことができる、ライバルと同じ土俵に立って勝負できる体制ができる、という意味でとても重要なことなのです。
中国OEM 優良工場の特徴
1688.comでOEM工場を探す際にヒントとなる優良工場の特徴を4つに絞って紹介させて頂きます。
特徴①:レスポンスが早い
これはOEMで良い工場を探す際の絶対条件です。
そもそもオーダーに対してやる気がない工場も存在します。
ブローカーのような無在庫転売業者に依頼してしまっている場合は、伝言ゲーム状態になっているため、レスポンスが遅くなることもあります。
必ず代行会社に「工場のレスポンスはどうか?」を聞いてみましょう。
特徴②:海外向けのオーダーに対応している
1688.comでは同じ商品でも、中国国内向けと、海外向けの品質を分けていることがよくあります。
いわずもがな、中国国内向けはやや低めの品質、海外向けは高品質の商品です。
一応商品詳細ページでも中国ではありますが、「主な販売地域」を確認することができます。
ただしOEMを依頼する際は、やはり代行会社を通して、工場担当者に主にどんな国に販売しているかは確認してみましょう。
特徴③:日本人とのビジネスに慣れている
特徴②と少し近いですが、日本人とのビジネスに慣れているかはとても重要です。
日本人はサンプル評価から量産指示までとても長い時間を掛けます。
試作回数も1回とは限りません。
2回、3回と続け、結局量産まで辿り着かないこともあります。
その遅さに嫌気がさして、オーダーを拒否されることも実際に過去に何件かあります。
日本人からの注文はあるか、できれば最初に軽く確認をしてみることをオススメします。
特徴④:商品の改善点に真摯に向き合ってくれるか
OEM商品は改善の繰り返しです。
サンプルはもちろんのこと、量産品でもレビューをもとに改善を繰り返します。
良い工場や、取引が長くなると、改善ポイントについての相談に真摯に乗ってくれます。
また商品仕様について工場側からアイディアを提案してもらえることもあります。
取引量に比例することもあるので、一概には言えませんが、面倒くさそうに対応されることもあるので、こちらも代行会社を通して、工場の反応を聞いてみましょう。
中国OEMで優良工場を見つけるための3つのステップ
1688.comでOEMの依頼先となる工場を探すための3つのステップを紹介します。
ステップ①:画像検索
仕入先候補となる商品が表示されます。
ステップ②:工場ステータスを参考に 良い工場をピックアップ
次に1688.com上の工場ステータスを参考に、候補となる良工場をピックアップしていきましょう。
しかしここで注意が必要です。
1688.comのあらゆるデータは出店者によって恣意的に操作が可能なのです。
最終的な判断は商品を実際に取り寄せ、サンプルを作成して実物を確認する以外にありません。
とはいえ、指標が全くなければ、候補となる工場をピックアップすることも難しいでしょう。
次章では工場リサーチ段階で参考になる指標を、重要な順に分類して紹介します。
ステップ③:サンプルを取り寄せる
仕入先候補が複数選定できたら、代行会社を通してサンプルを取り寄せます。
取り寄せるサンプルは既製品でも良いですが、出来ればこの段階で、改善点などを盛り込んだオリジナルサンプルをつくれるのが理想です。
商品にもよりますが、通常は1~3週間ほどでサンプルが完成します。
また忘れがちになりますが、量産までいきつけばサンプルでかかった費用は、量産代金から控除してくれることが多いので、代行会社を通してサンプル費用が控除可能か、必ず確認するようにしましょう。
中国OEMで優良工場を見つけるために参考すべき指標
前述した通り、優良工場と見極めるには最終的に必ずサンプルを取り寄せる必要があります。
しかしサンプルを取り寄せるためには、いくつか候補となる工場をピックアップしなければいけません。
候補となる工場リサーチの段階は、商品ページに表示されている情報が参考になります。
次からは参考になる指標を紹介します。
【かなり】参考になる指標
候補工場をピックアップする上で「かなり」参考になる指標です。
店舗ランク
1688.comには店舗のランク分けがされています。
会員費と工場規模の要件がある「实力工厂」「超级工厂」は総じて対応が良く、それに比例して品質も安定している傾向があります。
店舗運営年数
1・2年程度の運営年数が短いはブローカー(無在庫転売業者)の可能性もあるので要注意です。
運営年数が長ければ必ず良い工場とは一概には言えませんが、足切りには利用できます。
「工場データ」内の「直近30日の3分以内返信率」
工場のチャットの返信の早さが一目でわかります。
返信が遅いと1688店舗運営に注力していないことがあり、トラブルがあってもなかなか対応してくれないことが多くあります。
【ある程度】参考になる指標
候補工場をピックアップする上で「ある程度」は参考になる指標です。
リピート率
リピート購入率を表します。
こちらも悪い工場の足切りに使えます。
「工場データ」内の「直近30日のオーダー数」
多ければ多いほど良いわけではありませんが、オーダー数が少ないと手抜きの店舗運営がされている可能性があります。
目安として100件以上はほしいところです。
【あまり】参考にならない指標
候補工場をピックアップする上で「あまり」参考にならない指標です。
商品評価
購入後、評価を付けず一定期間が経過すると自動評価となります。
例え不満があったとしても満点評価されている可能性があります。
店舗評価
購入後、評価を付けず一定期間が経過すると自動評価となります。
例え不満があったとしても満点評価されている可能性があります。
商品在庫数
在庫数を正確に表示している店舗は皆無でしょう。
中国OEMに使える優良工場を探しあててみた
オンライン上の情報だけで仕入候補を探すのはなかなか難しいですよね。
以下では加藤が実際にOEM製造を依頼できそうな工場を探してみました。
Amazon販売ページ
商品URL | http://www.amazon.co.jp/dp/B09LXK4PDT |
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販売価格 | 2,000円 |
月間予想売上 | 1,481,000円 |
アリババの販売ページ
候補①:藁城区华凯制衣厂
商品URL | https://detail.1688.com/offer/631163703727.html |
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店舗運営年数 | 10年 |
店舗アカウントレベル | レベル1(诚信通) |
直近1年オーダー数 | 1.4万件 |
直近30日 48時間以内配達率 | 89.86% |
直近30日 3分以内返信率 | 75.93% |
定価(100個) | 20.85元 |
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アリパートナーズ値引交渉後 | 18元 |
値引率 | 13.7% |
発注コード | bl-no8-1 |
売上数量が多く、運営年数が10年と長いことから、アリババ内でも比較的目立つ店舗です。
問い合わせ対応には問題がなく、返信速度も速いです。
実物画像も比較的早く送ってもらえました。
工場データについても特に大きな欠点は見当たりません。
ただし、単価が他の店舗と比較して高めなのが残念です。
定価20.85元から18元まで値引きしてもらいましたが、それでもまだ高いです。
Amazonで1,200円から販売を開始したいと考えているため、この単価では競争力が不足します。
品質が良く、単価がもう少し安ければ仕入れ先の候補になり得ますが、残念ながら今回の仕入れ先候補からは除外せざるを得ません。
送ってもらった実物画像を見ると、ほつれが気になります。
これは他の店舗から仕入れる際も注意が必要なポイントですね。
候補②:定兴县硕诚服饰箱包加工销售
商品URL | https://detail.1688.com/offer/642189076518.html |
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店舗運営年数 | 6年 |
店舗アカウントレベル | レベル1(诚信通) |
直近1年オーダー数 | 10万件以上 |
直近30日 48時間以内配達率 | 96.46% |
直近30日 3分以内返信率 | 97.72% |
定価 | 12.5元 |
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アリパートナーズ値引交渉後 | 12.5元 |
値引率 | 0% |
発注コード | bl-no8-2 |
アリババで同商品を販売している店舗の中でも、最も目立つ販売者です。
問い合わせの対応には問題なく、返信速度も速かったです。
また、実物画像も比較的早く送っていただけました。
Amazonのセラーもこちらの店舗から購入している可能性はあると思います。
今回は値引きはしてもらえませんでしたが、これ以上の値引きは難しいでしょう。
実物写真を見る限り、品質には問題がなさそうです(仕入れの際にはサンプルの取り寄せが必要です)。
ただし、ほつれに加え、色差が出やすい商品であるため、注意が必要です。
こちらの店舗とは意思疎通がスムーズにできるため、何か問題が起きても対応に期待できます。
候補③:邱县众诚佳美贸易有限公司
商品URL | https://detail.1688.com/offer/675081258614.html |
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店舗運営年数 | 5年 |
店舗アカウントレベル | レベル1(诚信通) |
直近1年オーダー数 | 6.8万件 |
直近30日 48時間以内配達率 | 85.77% |
直近30日 3分以内返信率 | 87.90% |
定価 | 12.5元 |
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アリパートナーズ値引交渉後 | 12.5元 |
値引率 | 4.1% |
発注コード | bl-no8-3 |
この店舗も販売数量が多く、アリババ内で目立つ店舗です。
返信は少し遅めで、平日午前中に問い合わせをしましたが、返信に約1時間かかりました。
アリババでは、返信に1時間かかると遅い部類に入ります。
値引きはしてもらえず、定価は12.5元のままでした。
実物画像も送ってもらいましたが、あまり品質が良いようには見えません。
しかしこの程度の縫製の不均一さは、中国国内では一般的であり、不良品と認められないこともあります。
工場に対して日本の基準をあまりにも厳しく押し付けると、取引を拒否されることがあります。
実際に「検品基準がそんなに厳しいなら、もう購入しないでください」と言われることも少なくありません。
最優良工場は、候補②の定兴县硕诚服饰箱包加工销售でした
最終的には候補②に決定しました。
候補③も悪くはありませんでしたが、返信速度が遅いのが気になったのと、実物画像で確認した商品の縫製品質が低く見えました。
候補②は返信速度が速く、対応にも特に大きな問題はありませんでした。
サンプルは複数の会社から取り寄せて、実際に手に取って比較することをお勧めします。
そのため、サブ候補として候補③からもサンプルを取り寄せてみても良いでしょう。
中国OEMで優良工場は簡単に探し当てることができるか
2023年末の1688.comの出店数は100万店にも達します。
その中身は玉石混淆です。
無在庫転売業者もいれば、大規模な工場も存在します。
優良工場を自分自身で探せないことはありませんが、難易度は高いしょう。
工場担当者とは、中国語でのコミュニケーションが必須です。
また見極めには1688.comで何百・何千もの工場とやり取りしてきた経験があるからこそわかる「カン」も必要です。
そのリサーチに時間と労力を使うなら、OEMが得意な代行会社に任せてしまうほうが賢明です。
そして自分自身はAmazonでいかにうまく販売するか、に注力したほうが圧倒的に効率的で、売上も伸びていきます。
アリパートナーズは物販プレイヤー目線の高レベルな検品体制
OEM経験の豊富な加藤が代表をつとめるアリパートナーズでは、代行会社目線だけでなく、物販プレイヤー目線で、検品・梱包を行います。
特に詳細検品では、「実際に日本で販売したときに低評価レビューに繋がらないか」「返品クレームになることはないか」を考えながら検品を行っています。
そのため、検品体制は他社にないレベルで整えています。
検品現場には検品スタッフの手元を撮影できる検品カメラを導入し、常時録画をしています。
▼常時録画のイメージ
万が一、検品に抜け漏れがあった場合でも、お互いに録画映像を確認することで、フィードバックを行い、次回検品にその反省を活かすことができます。
検品を行えば行うほどその精度が高まっていきます。
OEMの優良工場リサーチも、検品もやはりその分野が得意な代行会社に任せてしまい、限りある時間はマーケティング面に投下しましょう。
まとめ
ここまでご覧頂きありがとうございました!
工場の選定は1688.comに表示されているステータスでもある程度できることがお分かり頂けたかと思います。
しかし本気で選定しようとすると、やはり問い合わせをしてみて返信があるかどうか、返信速度や対応品質はどうかをみる必要があります。
加えて商品の写真も送って頂いたほうが工場選定にはより役立ちます。
コミュニケーションは中国語で行う必要があるため、この分野はOEMに強い代行会社に任せるのがベターです。
ここまで読んで「やり方は分かったけど、自分ではまだOEMの優良工場を見つけるのはハードルが高い・・」と思われた方は是非一度アリパートナーズまでご相談ください。
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